概要
主な商館とマーク[size=0.66666667em]編集明治時代、時計を扱っていた商館は20~30ほどが確認されている。マークの種類はその数倍にのぼる。
スイス商館[size=0.83333333em]編集- 「アール.シュミット商会(Rodolphe.Schmid&Co)」シュミットは元は時計製造会社である。明治10年~23年の間はワーゲン商会が製品を扱い、明治23年~27年の間へロブ商会が扱った。明治28年からシュミット直営商館となり、明治42年からはナブホルツ&ヲッセンブルゲン商会が扱った。後に尚工舎(シチズン時計)の設立にも協力した。
マーク「馬上騎士印」馬の衣装に…WとF→ワーゲン商会扱い HとCo→へロブ商会
- 「コロン商会(J.Colomb&Co)」横浜居留地10番にあった。高品質の時計を扱うことで知られており、精工舎の前身「服部時計店」にも製品を提供していた。
マーク「交差旗印」「鶴印」「ライオン印」「六方星印」など
- 「ファブル.ブラント商会(C&J.Favre-Brandt)」親日家で日本人の妻と結婚。西郷隆盛とも家族ぐるみで親交があった。日本人時計師をスイスへ留学させたり、「時計心得帳」を出版するなど日本の時計産業育成にも尽力した。横浜外国人墓地9区に埋葬される。
マーク「盾獅子印(高級品)」「星獅子印(準高級品)」「野羊・猟鳥印(普及品)」
- 「シュオーブ・フレール社」スイスのラ・ショードフォンにて製造。「タヴァン(Tavannes)」ブランドで広く知られる。日本ではJ・ウィストコウスキ商会とクーン商会が扱った。現在では「CYMA]ブランドの腕時計がよく知られている。
- 「ボーレル・クルボアジェ社(Borel&Corvoisier)」スイスのニューシャテルにて製造。E・ジャコット商会が扱っていたが、のちにシーベル商会が扱った。
ドイツ商館[size=0.83333333em]編集